専門学校の男女比：製菓専門学校

3月 31, 2016

製菓専門学校での男女比について

近年、子供がなりたい職業において｢パティシエ｣という職業が上位を占めています。

人を幸せな気分にさせてくれるスイーツの数々は見た目においても繊細で、鮮やかなものが多いのではないでしょうか。

しかしながら、やはりそれらを作るには多大な時間と熟練した技術が求められます。日本には数多くの製菓専門学校があり人気も上昇傾向にあるようですが、パティシエの多くはこういった専門学校を経て製造の基礎や技術学び、その後有名店などで修行する者や海外へ留学して洋菓子の歴史や技術を習得する者などそれぞれが個々に腕を磨いていきます。

アメやチョコレートなどの技術を競う大会も日本各地で開催され、世界大会なども存在しています。専門学校で学ぶ生徒はもちろんのこと、現場で働くパティシエたちもこういった大会での賞の獲得を目指し、日々の授業や勤務以外の時間を見つけては訓練を重ねているそうです。

製菓の専門学校と聞くと女性が多く男性が少ないという印象ですが、実際ケーキ屋さんやパン屋さんに行ってみるとその男女比は逆転し、男性の方が多いように思います。日々の肉体労働や長い労働時間など、やはり女性にとっては過酷な現場なのかもしれません。

夢に見る製菓業界は実際には厳しい世界かも知れませんが、ぜひとも若者たちが励み新しい商品を生み出し、日本が誇る独特の繊細さや文化をスイーツを通して世界に伝えていくというのも、ひとつの良い手段として期待できるのではないでしょうか。

製菓関連の専門学校に通う男性

製菓といえば、やはり女性の仕事と感じてしまうのは私が古い人間だからでしょうか。昔から女性はお菓子などの甘いものが好きで、男性はそこまで好きな人は多くないのはよく聞く話です。ニュースや新聞などでも、大きく取り上げられているのは女性が多く、それ故に女性の顧客も多いのではないでしょうか。ちょうど2年前の製菓関連の専門学校に通う男女比は、女8割男2割くらいです。この比率をみてしまうと、やはり女性優位だなと感じてしまうかもしれませんが、それは大きく間違っています。実際には、専門学校に通う男性は年々増加傾向にあります。

同じくらいの人数には中々届きませんが、昔に比べると通われている方も多く、通ってみたいと考えている方も多くなってきています。女性が大人数いる中でがんばることになるので、恥ずかしさや照れなどを感じて手を出せていない方もいます。ですが、自分自身がやりたいことであれば、性別などを気にせずにドンドン進んで行くのが正解ではないでしょうか。

男女差別がなくなり、会社などでの女性の扱いは同等レベルにまであがってきています。女性は遠慮せずに進んでいるのに、男性が遠慮していてはもったいないと感じませんか。

職業によっては、女性しかできないものも多く存在しますが、製菓関連は性別に関係なく、誰にでもチャレンジする権利が存在します。専門学校も多数存在しているので、一度資料などを見て、ご自身に合った学校を選んでみてください。

卒業後、女性の活躍が楽しみな製菓の専門学校

様々な分野で女性の活躍がめざましい現代ですが、製菓の世界でもユニークな方々が、プロを目指して訓練中です。かつては、お菓子作りが好きな方や、家族や親しい人のためにお菓子を作ることはあっても、やはりプロの製菓師となると、男性の方が多かったのではないでしょうか。

しかし近年は、女性で、本格的にプロを目指す方、また世界に羽ばたこうとしている方がとても増えているようです。専門学校でも個性ゆたかな方々が、各自のアイデアを形にしようと格闘中です。ここでは、先生や先輩たちから、基本的なことをしっかり学び身につける。そして、いつかはこうしたいという夢を膨らませ、語り合える場でもあります。男性に比べ、ユニークな点は、その着眼点にあるともいえます。彼女たちは健康志向が強いこともあり、原料や材料に、旬の野菜や果物、雑穀などを取り入れたお菓子を作りたいという方や、地場野菜や伝統野菜を使って、地方の活性化にも一役かいたいという思いを持った方。

また、まるでネイルやアクセサリーを作るように、美しい感性を活かしたデコレーションをしたいという方もいます。さまざまな個性が集まる専門学校は、ユニークな金の卵の集合地です。感性豊かな多くの仲間と過ごし、お互いに刺激を受けあう貴重なときでもあります。

今後、どんな所でどんな風に成功したとしても、必ず思い出に残る大切な時間となるでしょう。この専門学校を卒業後、沢山の女性が、様々なところで、活躍するのがとても楽しみですね。